January 05, 2005

SNSって?

純粋なITの職場にいないからかも知れないが、会社の日本人とITの最新的な話をすることは少ない。SNS(Social Networking Service)っていうのがいまはやっているなんていうのも日本から送られたきた月間アスキー11月号の記事で知った。

大体のコンセプトやmixiやGREEという実際のサービスから、なんとなく概要は理解した。

しかし、サービス自体が紹介制なので、メンバーの誰かから紹介を受けないと参加はできない。なんかこれって、非常に疎外感がある。

実際、同じような疎外感を今から10年ぐらい前に味わった記憶がよみがえった。

そのときは、まだインターネットがどこの職場でも使えるような時代ではなかったが、少しITに詳しい人がいる部署では、eMailが使われ出したころでした。

実際、自分の職場ではeMailが使えない。隣の部署には立派なメールサーバがあり、eMailが使える。ネットワークに関しては、自分の部署もUNIXのワークステーションがあるので自分のPCにNICを取り付けて、ケーブルをHUBに差し込めば物理的には使える。

たがしかし、当時はネットワークの管理者は神様のような存在で、
1.ネットワークにPCをつなげる
2.IPアドレスをもらう
3.メールアドレスをもらう
などの今では当たり前のことも、神様のお許しがなければ不可能なことでした。

神様と知り合いなわけでもない人は、それはそれは大変な思いをしてeMailを使うことが許されるのでありました。

そんな疎外感。今では想像もつかないことだけど、逆にその当時は、自分だけがeMailを使える優越感と裏返しでなんともいえない世界がありました。

今、SNSに登録できなくなんともいえない疎外感を味わっている自分とすでにSNSに登録さr手いる人が感じているある種の優越感はそんな10年前の経験に近い気がします。

さて、10年前の経験から今後のSNSがどのようになるかは、想像がつきます。まずmixiとやらは現在5万人の会員がいるそうですが、約一年でこれだけ会員が増えたということはあっという間に10万や20万人に会員が増加することでしょう。

そうなると元々のコンセプトであった、紹介された会員のみの安心感が徐々に薄れ、いかにグループを隔離できるかがサービスの問題になってくると思います。そうなるとSNSと一般のサイトとの境界がどこなのかがわからなくなるといった問題が出てくるのだと思います。

まあともかく、まだできて数年のサービスであるから今後どのようになるかは注目していきたいですね。

Posted by itoq at January 5, 2005 04:57 PM
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