June 13, 2005

なぜゲーム機はPowerPCに、パソコンはx86に偏るのか

なぜゲーム機はPowerPCに、パソコンはx86に偏るのか

後藤弘茂さんの記事は、本当にわかりやすくて、的を得ているし、読んでいて勉強になると思う。

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今から24年前の1981年にIBMがIBM PCを作るためにIntelの8088(x86アーキテクチャ)を採用したことからIntelの発展が始まるが、当時ライバルで、モトローラ系6800を採用したAppleまでが、今後はIntelを採用することになるとは、当時のIBMには想像できなかったことだと思う。

x86系と6800系、どちらが優れているかはマシン語、C言語などでメモリー操作のプログラムを書いたことがある人なら一目瞭然である。最新のPentiumCPUであっても、8bit時代から引き継ぐ、シフトレジスタを用いたメモリー管理による速度の低下、プログラム作成の複雑化の呪縛に悩まされている。(と思う。ここ数年、アメリカにきてからはプログラムは書かなくなったので)

それでも、PCに採用されれば、Intelは、勝てば官軍状態である。もし、あの時、IBMが6800を採用していれば・・・Intelという会社は今はないはず、もちろんAMDも。プログラマーも幸せになれたかもしれない・・・

ものづくりから見れば、6800、PowerPCを応援したくなるし、そっちのほうがCoolだと思う。

でも、ユーザから見れば、CPUもMPUの種類なんてどうだっていいことで、安くて、機能が豊富で速度も速い(でも発熱もすごい)方がいいにきまっているわけ。

Steveがそういう選択をするのは当然の結果だったわけですね。

Posted by itoq at June 13, 2005 10:47 AM
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