いよいよ出張、そして設置です。NJのリハーサルどおり行ったところ何の問題もなく設置ができました。最終確認はNJで行いますが、まずは、実家の外でインターネットからJapanPCの操作、ファイルコピーを行ったところすべてうまくいきました。 出張から帰り、NJでテストして結果、すべてうまく動作しています。 運用開始は、2004年の12月です。年末年始の特番などはこのシステムで録画しまくり、NJのテレビで見ることができました。 現在の録画予約はこんな感じです。 以下は、このシステムを使用して気がついたことです。 ■ ファイルサイズ メルコのPC-MV5DX/PCIは以下の3つのファイル形式で録画ができます. 1)MPEG-2 さらにそれぞれのファイル形式はビットレートなどの設定によって画質をコントロールできます。当然、画質がよければファイルサイズが大きくなって転送に時間がかかります。 どれにするかは何回か実験して決めました。現在、録画用に使っているのは 2)WMV(Windows Media Video)の中画質、ストリーミング画質の設定です。WMVにしているのは、Mac(ウチのメインのPCはMacです。)でも問題なく再生できるからです。(MicrosoftのMediaPlayerが無料で使える。) 実際のサイズと画質は、
ただし、デジタル画像なので画質の劣化は動きの早い映像ほど大きく、ノイズもブロックノイズで現れます。 ■ 転送速度 1時間のWMV中画質のビデオファイルをNJのPCにコピーするのに約2時間ほどかかります。当然、いくつかの番組をシリアルに録画した場合、マルチコピーが始まりますのでコピー修了までかかる時間はそれ以上になります。 この2時間が長いか短いかは個人の使いによると思いますが、私の場合、特に問題になりません。なぜなら、NJと日本は12時間に時差があり(日本の方が12時間早い)、ファイルのコピーに時間がかかったとしても、日本の夜の番組はNJの夜には見ることができます。 ニュースなどの完全に使い捨ての録画ファイルはWMVストリーミング画質で録画し、ドラマなどもしかしたら将来もう一度見るかもしれない録画ファイルはWMV中画質で録画しています。 しかしながら、転送速度の向上は次の課題と考えています。 ■ システムの安定 システムを構築して4ヶ月が経ちますが、JapanPCの調子が悪くなったのは1度だけです。そのときは日本の実家にいる家族に電話をして再起動をしてもらいました。 また、SoftEtherV1.0が原因不明に切断してしまうことが2週間に一度ぐらいあります。この場合、コピーが途中で中断してしまうため、マニュアルで最初から再度コピーをする必要があります。幸いなことにJapanPCの録画が失敗したことはいままで一度もありません。 ■ メディアプレーヤー 操作はいたって簡単です。パソコンの画面で見るのと普通のTVで見るのとでは大違いですね。 ■ DVDプレイヤーで再生 せっかくの日本のTVの録画ファイルなので、DVDに焼いて親しい友人に貸し出すということもしようと思い、WMVのファイルをDVD形式に変換できるソフトをかいました。 HOLON HyperDVD Author というものです。このソフトが優れているのは普通DVDには2時間ぐらいしか画像が入れられませんが、このソフトを使うと最大16時間まで収録できます。もちろん、画質と引き換えなのでWMV中画質6時間ぐらいまでだと画質の劣化がないように思えます。 ■ 生活の変化 このシステムを使ってわかったことは 1)やはり日本のTVはおもしろい 2)意外と4年前とやっている番組が変わらない(ニュースもキャスターがほとんど同じ) 3)日本にいるようだ。日本で録画、おなじ曜日のおなじ時間に昔見ていたTVをみると日本にいるような気分になる。 |
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