予想通りですね。
なぜ決裂するかは、光ディスク業界の構造にあります。
まず、ドライブを製造販売しても、ある標準企画のもとで作れば日本メーカーが
台湾、中国、韓国にコストで負けてしまいます。
では、この業界、過去の経験からどのメーカーが勝つのか
それは、企画に関わる特許を持っていたところのみです。
すなわち、利益が上がるのは、ドライブが一台売れるごとに
特許収入が入る会社
3.5インチフロッピー ソニー
VHS ビクター
8mmビデオ ソニー
DV 松下
CD ソニー、フィリップス
DVD ソニー、東芝、NECなど
利益が出たのは、基本特許を持っていて企画を作れた上記の会社だけ。
そんな状況で、基本特許が使用される標準規格を相手に渡すわけがないです。
すでに日本でもおなじみのスターバックスですが、発祥はアメリカのシアトルです。驚くべきは、お店はフランチャイズではなく、直営店のみだそうです。強気の戦略ですね。
さて、私がアメリカに来たのは4年前、その当時から疑問に思っていたのは、なぜスターバックスのような濃い味のコーヒーがアメリカ人に受けているのかということ。
??味音痴なアメリカ人もグルメブームで舌がこえてきたのだろうか??
と日本のスタバ(アメリカではこういう言い方はしません。)でコーヒーをのみながら想像していました。スタバのコーヒー飲むとニューヨーカーの気分だなぁ・・・・
ところが、アメリカに来てから、じっくり観察してみると全く違った驚きの現実を目の当たりにしました。
つづき↓↓
未だに、日本ではアメリカンコーヒーをいう表現があるようにアメリカ人は、コーヒーやビールなどの飲み物は、薄い味が好まれます。なぜなら、彼らは大量に飲みたいからです。あるいは、何かをするときも必ず飲み物を飲みながらする習慣があるため、結果的に大量に飲める飲み物が好まれます。
そうなると、当然、薄いものの方が飲みやすいと言うことになります。
では、なぜスターバックスが受けるの?お店に行って観察してわかってきました。
まず、スターバックスの売れ筋は、普通のコーヒーではありません。一番の人気メニューはCaramel Macchiatoといって、エスプレッソにシロップとミルクをたっぷり入れた飲み物です。普通の日本人では甘くてちょっとのめません。日本でも売っていますが、売れているのでしょうか?たぶん、日本のはそれほど甘くないです。
次の売れ筋が、Frapputinoと呼ばれる、コーヒーとミルクと氷をミキサーでくだいたシェイクのような飲み物です。これも超甘いです。
さて、普通のコーヒーですが、五人に1人ぐらいは普通のコーヒーを買いますが、それでもブラックで飲む人はほとんどいません。大半が大量のミルクと砂糖を入れて飲んでいます。場合によっては、コーヒーを半分ゴミ箱に捨てて、その分、ミルクを入れています。
これが、アメリカのスターバックスでアメリカ人を観察してわかった実態です。
日本のスターバックスで、ブレンドコーヒーをブラックで飲みながら、ニューヨーカーの気分に浸っていたあなた(自分?)!!現実は全く違うんですよ。
スターバックスのマーケティングは、今までになっかったアメリカ人好みの豊富なコーヒーのメニューと質のいいインテリアのお店を提供して成功したのだと思います。